こんなに古い宗教団体の歴史

世界中で最も古いとされる宗教団体とは

世界中には古くから様々な宗教が存在しています。一般に知られている宗教には、キリスト教、イスラム教、仏教があり、これらの宗教は「世界宗教」という種類に分類されています。世界宗教と呼ばれている宗教は、国や人種など、文化圏の枠を越えて、世界中の広い範囲において多くの信者がいます。ユダヤ教、神道、ヒンドゥー教などの宗教は、特定の地域や人種のみに信仰される傾向にあり、このような宗教は「伝統宗教」という種類に分類されています。このような世界中で知られている宗教においては、長い歴史の中で様々な分派ができ、それぞれの分派による宗教団体が多く存在しています。「宗教団体」とは、宗教の教義を広め、儀式行事を行い、信者を育成することを目的とし、礼拝の施設を備えていることが現代においての定義とされていますが、その定義に基づいて、歴史上最も古いとされている宗教団体は、紀元前6世紀にペルシャの預言者が始めたゾロアスター教とされています。火が最初の信仰の対象になったとされる時代に、ゾロアスター教では火を尊んでいたため、拝火教とも呼ばれています。現在においても、多くの信者がいる宗教団体となっています。


日本で最も古いとされる宗教団体とは

日本に存在している宗教においては、仏教か神道を信仰してる人が大多数になります。共に歴史は長く古いのですが、仏教よりも神道が先に信仰されてきたとされています。縄文時代には、自然や、雨や風などの自然現象には、それぞれに神がいると信じられていて、神を尊び、恐れ、敬ってきました。日本に伝わる神話や、古事記、日本書紀などの書物からも、神道に基づく思想や道徳などが理解できることでしょう。しかし、宗教団体という定義と照らし合わせると、そもそも神道には教祖や創始者などの、宗教を始めたといわれている人が確定されていません。また、地縁や血縁で結ばれた人達の共同体として、災害から家族や家を守る、作物を実らすために雨乞いをする、豊作を祝う祭りをするといったようなことを目的に、部族や村という規模で信仰されてきたという宗教になります。これらのことから、厳密には宗教団体とは呼べない部分がでてきますが、日本には数多くの神社が存在することや、祝い事を中心とした儀式や行事が多くあること、神道の思想や道徳に支持する人が多くいることなどから、広い範囲において、日本では最も古いとされる宗教団体といえるでしょう。


日本においての新興宗教団体とは

日本では、仏教、神道、キリスト教以外でも、新興宗教と呼ばれている宗教を信仰している宗教団体が多数存在しています。「新興宗教」とは、幕末から明治時代以降から現在までに創設されたものをいいます。世界宗教と呼ばれているものや、伝統宗教と呼ばれているものに比べると歴史が浅いのが特徴です。教祖や創設者と呼ばれる人により活動が始められ、組織が作られて団体が創設されますが、今までにない、まったく新しい宗教として教団が組織されたものから、元々存在している仏教やキリスト教などの宗教から自立したり、分離したり、派生したりと、創設の理由や目的や、思想においての考え方は様々にあります。現在には新興宗教の団体から分派したり、自立した宗教団体も存在しています。日本に存在している多くの新興宗教の宗教団体で、信者が多くいるとされているものを宗教の種類で分けると、仏教系では、創価学会などがあり、神道系には天理教、パーフェクト・リバティー教団など、キリスト教系にはエホバの証人など、その他にも幸福の科学、世界救世教、生長の家などがあります。これらに上げた宗教団体の中には、世界中で活動するなどによって非常に巨大化した宗教団体もあります。

宗教団体のいろは、教えます

日本の宗教団体ってどれぐらいあるの?どのくらいの人数がいるの?気になるあなたもこのブログを見れば一発!?宗教団体のいろは紹介します。

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